不動産(家・マンション)は内覧での好印象が売却へ繋がる!内覧のチェックポイント

家を売り出すと、購入を希望する人から問い合わせが来ます。その問い合わせに関して不動産担当者が説明した後、もっと興味を持ってくれたら、いよいよ家を見に来ます。そのときは、自分の物件の担当者と一緒に出迎えることになります。

いわば、写真や条件はクリアしたから、今度は会ってお話を…というお見合いのようなものです。そして、買主と一緒に来る不動産業者は、ダメ出しをして価格を下げてもらおうと狙う小姑のような存在です。

一般的に内覧にかかる時間は、30分から長くても1時間程度です。そんな短い時間で見合い相手と小姑に気に入られたら、もう勝ったも同然です。家をきれいに掃除するのは大前提として、さらなる好印象を持ってもらうためのポイントをきっちり押さえます!

目次

生活動線を効果的に利用して買主の心をつかむ

買主は自分がその家に住んだらどんな生活かな…という期待と一緒に、家を内覧しに来ます。その気持ちを裏付けるように、生活導線を考えて掃除や演出を加えると、買主の心をグッと掴むことができます。

家の顔とも言える玄関は念入りに

玄関は家の顔と言われますし、まず最初に内覧者が注目する場所です。玄関が暗くて乱雑では、その後にどんなにプラス材料があっても悪いイメージが拭えないものです。余計な靴や傘立てなどはすっきりと片付け、花やグリーンを飾って明るく爽やかな雰囲気を演出します。

一家団らんのリビングは広く明るく!

リビングは一家団らんの場所で、生活の要です。玄関の次に、まずリビングへ案内します。窓やカーテンを開け、内覧のときだけでも余分な家具は片付け、開放的で広く明るいリビングを演出します。フローリングならワックスなどをかけておくのも良いですよ。

キッチンや水回り、トイレは細やかな印象をアップ

リビングの次は女の城、キッチンへ移動します。女性は毎日使う水回りに敏感です。ゴムパッキンやタイルの目地などにカビなどが生えていないか、嫌な臭いはしないかを必ずチェックしてください。おしゃれなお鍋などは出しておいてもいいですが、年季の入ったフライパンなどは必ず片付けてください。

そして、トイレやバスルームに動くと思いますが、キッチンと同じようにカビや臭いのチェックをし、ガラスなどもピカピカにしておいてください。

水回りは、実は内覧者よりも、内覧者と一緒に来た不動産会社のチェックが厳しいところでもあります。価格を下げる口実にされることがないよう、しっかりと掃除をしておいてください。

押入れなど既存の設備収納もオープンに

靴箱や押し入れ、クローゼットはその家の部品とも言えるものなので、買主は必ず中まで見たいと希望します。

私の友人に、内覧で不要なものを押し入れの中にいろいろ突っ込んでしまったため見ないで欲しいと伝えたら、いい雰囲気だったのに購入を断られてしまったという人もいます。「ここは見ないでください」という場所を作らないことも大切です。

床やドアの軋み、音漏れは大丈夫?

小さなお子さん連れの家族は特に、隣近所への音漏れをとても気にします。歩くたびに床がギシギシ、開けるたびにドアがキイキイと鳴るのも嫌なものです。

内覧前にはテレビの音量などはどの程度なら漏れないか、窓やドア、サッシはスムーズに開け閉めできるかを確認しておいてください。また、蝶番に市販の油を注せば直りそうであれば補修しておくほうが良いです。

風通しの良さもアピール

真夏や真冬でなければ、内覧の時には窓をできる限り開けて置き、風通しの良さを感じてもらいます。毎日暮らしていると気が付きませんが、その家ごとに臭いはあるものです。

芳香剤などを使用してもいいのですが、それが内覧者の好みではない場合もあるので、窓を開け、風を通し、こもった臭いも流すようにします。

町内会・管理組合からの掲示板もチェック

「泥棒に注意」や「痴漢出没」なんて貼り紙が掲示板に貼られていると、治安があまりよくないのかな…と不安にさせてしまいます。貼り換えてもらえればベストですが、もし無理なら治安が悪いのではなく、防犯・防災意識が高いことをさりげなく伝えます。

また、マンションなら玄関やエントランスホールなどに管理組合からのお知らせなどが貼られますが、その内容は必ず確認しておき、内覧者からの質問には答えられるようにしておきます。

一軒家ならではの買主目線チェックポイント

一軒家とマンションでは、家の中のチェックポイントはさほど変わりません。しかし、外側のハード面は全く異なります。ここでは一軒家ならではの、見られるポイントをお伝えします。

外壁や基礎部分、屋根はひび割れに注意

壁面にひびがある場合、長さが1m以上かどうかを確認されます。さらに、その幅が0.3mm程度なら問題はありませんが、幅が0.5mm以上あると要注意と思われます。

もし、そんなひびがある場合、補修をしたほうがいいのか、担当の不動産業者に相談してください。また、目地の充填材の劣化、屋根材のズレや破損、塗装剥がれも見られています。

雨どいの漏れや、詰まりの掃除も忘れない

内覧時に晴れている場合、雨どいに水を流して確認したいという人もいます。雨どいの中の掃除や、ひびなどが入って漏れていないかを事前に確認しておいてください。

軒裏・軒先の汚れや染みをチェック

軒裏や軒先は風雨にさらされやすく、屋根の不具合が染みとなって現れる場合があります。内部まで腐食されていた場合、大きな補修工事が必要になることもあるので、染みなどができてないか確認をしておいてください。

植木はセキュリティの役に立っているか

植木が手入れされているかはもちろん、隣家とのプライバシーの確保やセキュリティ対策としても大きな意味を持っているかを重要視する人もいます。季節によって葉が落ちたりすることもあると思いますので、季節ごとの写真を見せられると好印象です。

車庫に入る車種を答えられるようにしておく

内覧には不動産業者の車に乗ってくる人も多いため、内覧者にとっては自分が所有する車が入るのかどうかも気になります。車庫スペースに入る最大の車種を答えられるようにしておくと良いです。あまり車に詳しくないという場合は、屋根の高さ、幅、前面の道路の幅を答えられるようにしてください。

マンションならではの買主目線チェックポイント

今度は、マンションならではの見られるポイントです。マンションは共有スペースが多いので、自分の部屋以外の質問にも答えられる準備をしておきます。

駐輪場や駐車場の数は即答する

全戸数に数が割り当てられているなら良いですが、そんなマンションはあまりありません。駐輪場と駐車場の数、その利用代金などは答えられるようにしてください。

駐車場の空きがない場合、空く予定はあるのか、近隣で借りる場合の場所と相場なども答えられるとかなりの好感度です。この辺りは担当の不動産業者にお願いして調べておいてもらうと楽です。

赤ちゃんの声や足音などの騒音が響くか

自分の階上に小さなお子さんがいれば分かりやすいですが、そうでない場合はマンションの管理人にそんな苦情が来ていないかや、子連れの方に声をかけ、聞いておくと良いです。

窓からの眺望と、バルコニーをチェック

リビングからの眺望を見るために、バルコニーに出ることも多いです。余分なものをバルコニーに隠しておいたら見られちゃった…なんてことのないよう、バルコニーもスッキリきれいにしておいてください。

上下左右の人の様子はどうか

マンションに住んでいる人は、一軒家に比べご近所づきあいが希薄です。しかし、自分の部屋の両隣と、上下階の人の様子は答えられるようにしておいてください。

探偵のように調べるのではなく、自分が生活している中で知ったこと、例えば昼間働いているOLさんですとか、小さなお子様がいるようですよとか、その程度で構いません。知りませんとだけを答えるのはNGです。

管理人の常駐状態や、管理点検状況も

管理人がいるのもマンションならではのことです。常時いるのか、お休みがあるのかという勤務形態や、管理点検の状況などは聞かれることが多いです。住民用に管理組合からお知らせのようなものが配布されていると思うので、その内容を参考にしてください。

内覧者が来た時、売主としてどう行動するのがベストか

売りに出している家が条件にぴったりで、何としても欲しいという場合でなければ、印象の悪い売主から高い買い物をしようとする人はいません。ましてや数百万円から数千万円になる商品です。同じような物件で迷っているなら、売主の印象がとても大切になってきます。ほかの売主と差をつけ、自分の物件を買ってもらう頑張りどころです。

日程はできる限り都合をつける

内覧はほとんど土日に行われます。そして、突然予約が入ることもあります。よっぽどのことがない限り、見に来てくれるという機会を逃さないでください。内覧希望者が家を見れる日が、その日しかないのかも知れません。何度も言いますが、何千万円もする商品を見ないで買う人なんていません。急な予約に対応してあげるほど、印象はアップします。

立ち合いはなるべく妻のみで

家の機能面を一番把握しているのは、一般的には妻だと思います。また、女性の方が堅苦しくない雰囲気を演出できるので、内覧の時間の間だけ、旦那さまや小さなお子様には散歩にでも行ってもらってください。

ただし、相手がファミリーの場合で、自分の子供が小学校低学年の場合は、お子さんがいる方が良い場合もあります。小さな子供と動物映画がヒットする原理と同じで、場が和やかになり、幸せな家族の雰囲気を演出できます。

質問には完璧に答えるが、自分からセールスはしない

私の友人は、内覧者が来てくれるたびに家のいいところを一生懸命にアピールしているのに売れないと悩んでいました。これ、かなりの逆効果です。例えば洋服屋さんに行った時、ずっと隣でアピールされまくると買う気がなくなるのと同じです。

ではどうすればいいのかというと、さりげなく邪魔にならない斜め後ろの位置をキープします。そして、良いスーパーの情報や近隣の環境、学校の情報などその家に住んでいなければ答えられない質問にだけ的確に答えます。

おすすめしたい気持ちをグッと我慢し、優秀な執事や奥ゆかしい良妻賢母になった気持ちで臨んでください。

値段交渉に関しての質問は、不動産業者を通す

壁面に取り付けられているエアコンや照明器具などをどうするのか…は、その場で答えても構いません。しかし、価格を下げる等々の交渉に関しては、後々のトラブル回避のため不動産業者を通すようにしてください。

言った言わない問題が発生し、なかなか売れない泥沼状態に発展することもあります。

実は盲点。かなり好印象なスリッパ準備

普段からスリッパを履いている人にとって、内覧時にスリッパがないと違和感があるものです。そして、普段は履かない人でもスリッパを出されると、とても丁寧な印象を与えることができます。

高くなくてもいいので、来客用のスリッパとして4足分程度、用意してください。ベランダやバルコニー用のサンダルなどを用意しておくのもポイントアップです。

本気で購入を考えている人は、何度も来ることがあります

2回目の内覧は値下げできる限界の金額を決めて臨む

1度内覧をしていて、さらにもう1度という場合、かなり物件を気に入っていることが多いです。しかし、何か気になることがあるか、文句を言えば価格が下がると思っているかも考えられます。担当の不動産業者と相談し、値下げするならこの金額までと、あらかじめ決めておきましょう

2度も見に来てくれる人がいたのですから、ほかにも欲しいと思ってくれる人が現れる可能性は高いです。この人に売れないとダメだ…なんて思うことなく、金額面などで折り合いがつかないならスパッと次を待ちましょう。

商品券や菓子折りを持って挨拶に来た!?

これも私の友人の話ですが、若いご夫婦とご主人のお母さんらしき人が一緒に2度目の内覧に来ました。その時、お母さんから値下げを交渉されたのですが、その場での即答はしなかったのです。すると次の日、アポイントもなしに商品券と菓子折りを持ってきて、なんとかあと150万円の値下げをお願いしますと直談判に来たのです。

そういう場合、決して受け取ってはいけません。そしてすぐに、担当の不動産業者に連絡をしてください。不動産業者との契約の種類によっては、直接交渉を禁じているので違約金が発生する場合もあります。

購入に至らなかった内覧者の声を聞いておこう

内覧に来たのに、なぜ購入してもらえなかったのかは気になるところです。その理由を聞いておきましょう。もし改善できるのならすぐに対応し、次回の内覧の成功に繋げます。

まとめ

関西では「内覧」、関東では「内見」と言われたり、新築物件では「内覧」、中古物件では「内見」と言ったりなど、不動産業界の中でも厳密な決まりはなく、内覧でも内見でも、家の中を見に来ると思って間違いありません。このサイトでは「内覧」と表記しています。

新築とは違い、中古の家やマンションを住んでいる状態で内覧してもらうときには、売主の気配がそこかしこに残ります。その気配を素敵だなと思わせ、この家に住んでみたいと思ってもらえるかが、内覧での重要ポイントです。

掃除はもちろん、ちょっとグリーンを飾ったり、いい香りをほのかに漂わせたりなどの演出だって必要です。恩を着せるわけではありませんが、売り出している期間中はいつでも内覧に対応できるようにしておくと印象度は確実にアップします。

また「開かずの間」を作ってはいけません。置いてある衣装ケースやタンスを見る人はいませんが、作り付けの家具や収納部分は、買った人は必ず使いますし、自分の収納アイテムが入るかどうかも気になるからです。

家はとっても気に入ってくれたけれど「押し入れ見れなかったしなぁ…」なんて、たった一つのマイナス要素が理由で購入しない人も多いです。

何度も言いますが、内覧は一般的に30分から長くても1時間くらいです。しっかりと好印象を与えて買主の購入意欲を沸かせることが、売却に繋がります。

プロフィール

こんにちは。
東京で独身時代を過ごし、現在は結婚して関西でマンションを購入。趣味は食べ歩きとマンガを読むことです。
※ちなみに、イラストの後ろはマンガで、決して札束ではありませんよ(^^)。
20代のとき、マンションを購入&売却しましたが、買うのはいいけど売るときは失敗だらけ…。意外と周りにも同じ失敗や体験をしている人が多かったのです。そこで、高く売るためのサイトを作ろうと一念発起!
素人ながらに調べた知識をみんなで共有できたらと頑張っています。

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「家売るオンナ」サンチー不動産同盟