家・マンション売却時は家具を処分しないとダメ?最もお得な処分法も

第3話では、モノが捨てられないという歯科衛生士の女性・夏木が登場しました。テレビを見ながら私は思わず「あぁ…コレは引越しが大変だなぁ…」とつぶやいてしまいました。案の定、三軒家チーフから夏木の家にある荷物を運び出すよう命じられた庭野君でしたが(笑)、それを見ながら「そういえば私が家を売った時も荷物の処分大変だったなぁ…」と昔のことを思い出しました。生来のめんどくさがり屋でもある私は、家を売り出す前「家具・家電付きで家が売れたら楽じゃん」と思っていたのですが、不動産業者の担当さんから「いやいや、そこはきっちりしないと!」と怒られたことがありました。私が家を売った時に、家具・家電の処分について不動産業者さんに教えてもらったことや自分で調べたことを皆さんにもお伝えします。

家具、家電を残して不動産を売ることはできる?

不動産は空き家の状態で引き渡すことが原則

家やマンションを売却するときは、家具や家電などの荷物がすべて片付けられた、空き家の状態で引き渡すのが原則です。不用品はすべて不動産の売主が責任をもって処分しないといけません。
残念ながら不動産の買い手にとって、旧オーナーの家財道具はゴミとして認識されてしまいますので、「タダで譲ります」といっても喜ばれないことが多いです。

不動産を売るとき部屋を片付けておくタイミング

家やマンションを売るときは、事前に売主が部屋を片付けておく必要があります。ここでは片付けておかないといけない2つのタイミングについてまとめます。

購入希望者が内見に来るとき

不動産業者が作った広告やチラシを見て、物件に興味を持ってくれた購入希望者への第一印象を良くするためにも、家を見に来られる前に片付けと掃除をしておくことはとても大切です。
売りに出す物件の周辺環境や最寄駅からの距離などの立地条件、間取り、築年数などは変えることができませんが、片付けや掃除、家具の移動で部屋の中の印象を良くすることはいくらでもできます。購入希望者は他の物件も見学していることがほとんどなので、片付けと掃除は手を抜かずにやりましょう。

買主が決まり、不動産を引き渡すとき

上でも説明しましたが、物件を引き渡す際には、新居へ持っていかない不要な家具や家電はすべて売主が処分しないといけません。

空き家にしておくことのメリット

家を売るときは、空き家にしておく方が早く売れる可能性が高いです。その理由をまとめてみました。

好きなタイミングで内見の案内ができる

空き家であれば、売却依頼をしている不動産業者に家のカギを預けておくことができます。不動産業者が家のカギを管理していれば、いつでも好きなタイミングで内見の案内ができるのです。不動産業者や購入希望者の好きな時間にいつでも内見できるというのは、物件を売るということにとって大きなプラスポイントになります。

家具や家電がない方が部屋を広く感じられる

部屋の中に家具や家電がない状態の方が、部屋自体が広く感じられます。また家具が置かれていない方が、内見に来た購入希望者も、家具や家電の配置を自由に想像することができます。
家の売却では、部屋や家全体をより広く見せることがポイントとなります。そのため、空き家状態の家の方が、買主の心をつかむことができます。

引き渡しのときに家具や家電を処分しなくて良いケース

レアなケースですが、家財道具付きでも引き渡しができる場合もあります。それは売却依頼をしている不動産業者のところに、すでに購入見込みのお客さんがいて、そのお客さんが家具のある状態で家を見学したいといえば処分は不要です。
また不動産業者に依頼せず、自分で買い手を見つける場合に「家財道具付き」を条件に購入希望者を募集し、それに応募があった場合は両者合意の上なので事前の処分が不要です。

不動産の売買価格に家具は含まれない

不動産の売買価格に家具や家電が含まれていないのは当然ですが、家やマンションの売り主と買い主との間で、家具の引継ぎを行うパターンもあります。有償か無償かは、売り主と買い主との交渉によって決められますが、買い主も家具の引継ぎに悪い反応を示さない場合は、一度相談してみるのも良い方法です。

家具や照明器具、エアコンの引継ぎについて

売り主と買い主の間の引継ぎでよくあるのは、照明器具やエアコンの引継ぎです。部屋数が多ければ、それに応じて照明器具やエアコンの数も増えていきます。それらを引き継いでもらえるだけでも売り主にとってはそれらの不用品を処分する負担が減って助かります。

不動産の売却価格に家具は含まれない

新居に必要のない家具や家電がある場合は、必ず引越し前に処分しておきましょう。家具や家電といっても、一人では運べない大きなものから、片手に収まる小さいものまでいろんなものがあり、処分方法もさまざまです。
引越しは何かと出費が多いので、不用品は安く処分したいところです。時間と手間を惜しまなければ、安く抑えることができますが、逆に時間と手間を省きたい場合は、お金がかかります。ここでは不用品の処分方法を6つに分けてまとめました。不用品のタイプや状況に応じて、6つの方法を組み合わせて上手に処分してみてください。

面倒を避けるなら友人に譲る

モノや依頼先にもよりますが、不用品の処分には事前の申し込みが必要だったり、処分費用を負担しないといけないものがあります。そういった手間や出費を抑えるには、近くの友人に譲るのがおすすめです。私の場合は、昔の我が家に友人が遊びに来た時に「カワイイ!」と言ってくれた食器棚を譲りました。「あのぉ…取りに来てもらってもいい?」とお願いしたところ、その友人は旦那さんと車で取りに来てくれたのでとても助かりました。
友人に頼むのは手間や出費が抑えられる点もいいですが、一番良いのはその譲ったモノを大事に使ってくれそうなところですね。

希少価値の高いものはオークションサイトで売る

いまではスマホのアプリでもポピュラーになってきたオークションサイト。希少価値の高いモノやマニアックなモノを処分するときは、オークションサイトを使うのも良い方法です。そのモノの価値のわかる人が高値で落札してくれるかもしれません。
ただ気をつけたいのは「商品に小さなキズがあったのに事前に申告がなかった」などの理由からトラブルになるケースです。オークションサイトを利用する際には、事前に「目に見える傷はありませんが、美品にこだわる方は入札をお控えください」などと記載しておくのがおすすめです。

状態の良いものはリサイクルショップで売る

まだ使えるモノに関してはリサイクルショップへ持っていきましょう。査定の金額に大きな差が出るわけではありませんが、拭き取れる汚れは事前に落とした方が印象も良くなります。また買い取りの依頼をする際に、事前に品目を伝えておいて、もし買取ができなかった場合はそのまま引き取ってもらえるかを確認しましょう。引き取り可能なモノであれば、こちらで処分する手間も省けますので、スムーズに引越し作業が進められます。

安く済ませるなら自治体の粗大ゴミ受付センターへ行く

多少の手間をかけてでも安く処分したいという人は、住んでいる自治体の粗大ゴミ受付センターを調べるのも良い方法です。主にインターネットでの手続きになりますが、自治体の粗大ゴミ受付センターに申し込み、決められた日に粗大ゴミを直接受付センターへ持って行けば、処分にかかる手数料が免除または減額されるケースがあります。
粗大ゴミを安く処分できるので、大きな荷物が運べて、日程にも余裕がある場合は検討する価値があります。

手間を省くなら引越し会社に処分を依頼する

引越し業者の中には、不用品の引き取りサービスを行っているところもあります。引越し作業を依頼した会社に不用品の引き取りや処分について相談するのが、手間のかからない方法です。不用品の回収や処分には別途料金が発生しますが、こちらで処分する手間が省けます。

作業日を指定したい場合は不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者への依頼は、回収までの手間が少ないのが特徴です。自治体で処分する場合は、自分で不用品を運び出し、処理場まで運搬しなければなりません。一方で回収業者に依頼した場合は、業者が養生を行い品物の搬出もしてくれるため、建物に傷がつく心配がなく、重たい荷物でも安心です。

家具・家電をお得に処分するコツ

売りたい商品によって利用する店を変える

家具や家電をお得に処分するには、どの品物をどこへ売るかを判断するのが重要です。リサイクルショップといっても、何でも屋ではありません。少し手間をかけてでも専門店に買い取りを依頼した方が、しっかりと商品の価値を見て査定をしてくれます。

古着

古着に特化したリサイクルショップも全国にいろんなお店がありますが、有名ブランドの古着のみを扱うブランド古着専門のリサイクルショップと、服の重さで買い取ってくれるノーブランドの古着も扱うリサイクルショップがあります。ブランド古着専門のリサイクルショップは、メンズ、レディースを問わずハイブランドからストリート系まで、モノの価値を見て買い取ってくれるので、ブランドものの古着を売りたい場合はブランド古着専門のリサイクルショップがおすすめです。

家具

何でも買い取ってくれるリサイクルショップは、査定が得意でない分野がどうしても出来てしまいます。詳細な査定額がわからない場合は、相場よりも安く査定するのが一般的です。価値がよくわからないモノに対して高値を付けて赤字になると困るので、査定額は下がってしまいがちです。
家具はデザインに優れたものや有名ブランドのものであれば、古くても高く買い取ってもらえる可能性があります。家具を売るなら詳細な査定をしてもらえる家具専門の買い取り業者に依頼するのがおすすめです。

家電

家電を売る場合はまずその商品の製造年を確認しましょう。製造年から時間が経過していない商品が高く買い取られる傾向にあります。時間がたっている場合でも製造から5年以内であれば、どのお店でも問題なく買い取ってもらえます。

本を高く売るコツは、その本の価値をちゃんと判断して高く買い取ってくれるお店に売ることです。またオンラインの古本屋は、実店舗を構えていないため、店舗の建設、運営コストがかからず、人件費も最小限に抑えられているので、通常の店舗型のお店よりも高く買い取ってくれる場合が多いです。

骨董品(美術品、レトロおもちゃなど)

家電などと違って「古さ」が価値の判断基準となるのが、絵画などの美術品や昔の玩具などの骨董品と呼ばれる品物です。骨董品の価値は素人が見て判断できるものではありません。見るからに古いものや状態が悪いものでも、高額で買い取られる可能性があります。
骨董品には決まった価格がありません。そのため、モノの価値が分かる、分からないによって、査定額に数百万円の差が出てくることもあります。査定を希望する場合は、長年営業している実績のあるお店に依頼するのが良いでしょう。

リサイクルショップで高く買い取られているもの

高く買い取られている家具や家電には共通する特徴があります。下に書いてある特徴を参考に、どんなモノをお店に持っていけば高価買取してもらえるか検討してみてください。

きれいに使っているもの

中古商品であっても、ユーザーは商品の状態を吟味して購入します。キズや汚れ、変色、タバコの臭いには敏感に反応します。また目立つところにキズがあると予想以上に査定金額が下がる傾向があります。

付属品がそろっているもの

特に電化製品については、付属品がないと買い取りできないモノもあります。例えば電子レンジの中の丸いお皿は、それがないと製品として買い取られません。使用するにあたり、ユーザーに支障が出てしまうモノは、お店としては査定の際に厳しい判断を出す場合が多いです。

デザイン性が高いもの

デザインと機能性にこだわったデザイナーズ家具やスマート家電は、今の中古市場に出回っている数が少ないため、高く買い取ってもらえる可能性が高いです。デザインにこだわっている商品なので売り場でも目立ちリサイクルショップでも人気商品です。

希少性が高いもの

たとえば最新の家電は中古市場に商品が出回っている数が少ないので、高く買い取られます。また最新の商品に限らず、人気で品薄の商品も高い金額で買い取ってもらえます。

季節家電はシーズンの真っ只中に売るのがベスト

冷蔵庫や洗濯機、掃除機、炊飯器といった季節を問わず需要がある家電は、使用状態が良くきれいなものであれば、高く買い取られる傾向にあります。またストーブや扇風機といった季節家電は、意外にもシーズン前よりシーズン真っ只中に売りに行く方が高く買い取られやすいのです。なぜならシーズン前はお店に在庫がある状態なので買い取り価格が下がりがちになります。しかし季節家電を使うシーズンに入ると一気にお店から商品がなくなってしまうので、シーズンに入ってから売りに行く方が、高く買い取ってもらえる可能性があります。

考察(まとめ)

家を売却し、買い主へ引き渡す時には、基本的に家具・家電を処分し部屋に荷物がない状態にしないといけません。しかし購入希望者が家具のある状態での内見を希望したり、家具の引継ぎを了承してくれることもあるので、「絶対に」家具・家電を処分しなければいけないとは限りません。家具・家電については、家の販売を担当してくれる不動産業者へ相談し、引継ぎに関しては、物件の購入希望者と不動産業者を交えて、しっかりと話し合いましょう。
家具・家電の処分について全体を見ていえるのは、手間と時間をかけると出費が抑えられて、お金をかけると手間と時間を省くことができるということです。またリサイクルショップの活用についても、なるべく専門店に品物を持って行く方が、的確な査定額を出してくれることがわかりました。
私はまだ引越しをする予定はありませんが「使わなくなった家電や読まなくなった本を売りに行こうかなぁ」と珍しく片付けようという意欲が芽生えてきました。でも家にそんなに高価なものがないことに気づき、ちょっとだけ寂しくなってきました…。

プロフィール

こんにちは。
東京で独身時代を過ごし、現在は結婚して関西でマンションを購入。趣味は食べ歩きとマンガを読むことです。
※ちなみに、イラストの後ろはマンガで、決して札束ではありませんよ(^^)。
20代のとき、マンションを購入&売却しましたが、買うのはいいけど売るときは失敗だらけ…。意外と周りにも同じ失敗や体験をしている人が多かったのです。そこで、高く売るためのサイトを作ろうと一念発起!
素人ながらに調べた知識をみんなで共有できたらと頑張っています。

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「家売るオンナ」サンチー不動産同盟