第三話 ミニマリストとマキシマリストが愛し合える家、提案します

朝礼の風景。
課長の屋代は新しい戦略として、3つの物件で現地販売を行うと提案。
エースの足立と庭野には、サンルームが特徴の家。
ベテランの布施と帰国子女の八戸には、
バスルームとトイレが各2つある外国人向けの1LDKマンション。
宅間と白洲には3階建ての狭小住宅を割り振る。
3階建ての狭小住宅は宅間と白洲には無理です三軒家は納得せず、すべて自分が売ると宣言。
屋代に全体のフォローに回ってくれと諭される

まずサンルームの家。
別名:足立倶楽部と呼ばれる中年マダムの3人と盛り上がって写真を撮る足立。
しかしそこに、裕福そうな女性が現れハンターのように全身をチェック。
足立倶楽部の面々を庭野に任せ、自ら案内をする。
1億1千万円の物件に対し、1億なら買うんだけど…と女性がいうと
「 ローンではなく現金であれば 」と伝え、即決させた。

バスルームとトイレが各2つある部屋では、布施と八戸が寝そべって話をしていた。
そこに見回りに来た屋代と、外国人のお客が訪れる。
見事な英語で案内する八戸だったが、実が英語ではない言語を話す外国人で怒らせ帰ってしまう。
苦戦しそうと会社に戻った屋代に、三軒家は明日売れますと断言。
実は大家族向けのマンションとして、SNSで拡散していると言う。
直後に鳴り響く電話。事務所に戻っていた足立や庭野、事務の室田を巻き込んで
一時はてんてこまい状態に。
「 この物件が明日売れたら、私の売り上げです 」と宣言する三軒家。
字幕が出るほどの方言が強い大家族に、同じ方言で対応する布施。
見事販売が決まり、三軒家の予測通りになった。

一方、三軒家は歯科衛生士の女性・夏木桜から住んでいるマンションを売りたいと相談を受ける。
その後すぐに物件を見に行くと、夏木の部屋はモノにあふれ足の踏み場もない
まるでゴミ屋敷のような状態だった。
しかし夏木は、すべて思い出のあるモノなので捨てられない、捨てたくないと伝える。
夏木の部屋を見て回った三軒家は、1枚の写真を目にする。

宅間と白洲が担当する狭小住宅では、
太っている内見のお客さまが階段に挟まり大変なことになっていた。
なんとか引っ張って助けるものの、怒って帰ったそのお客以外は閑古鳥状態。
こんな家、誰も買いませんよ~との言葉に、三軒家と同じ言い方で
それは一軒でも家を売ってから言いなさいと白洲を檄する屋代。
苦戦しそうな空気が流れる。

また一方で、家を売りたいという男性からの電話を受ける三軒家。
電話の応対中、三軒家には何か秘密があるんじゃないかと疑う屋代に呼び出された庭野は
三軒家の監視を言いつかる。
三軒家が電話の相手・保坂の家への訪問に無理やり同行する庭野。
リビングらしきスペースにボックスと折りたたまれた布団、ノートパソコンしかない室内に驚く。
保坂は余計なものを持たないミニマリストであり、今の家だと広すぎて無駄なので
小さな都心のワンルームを希望していた。

「 モノを捨て始めたら、自由になれた気がするんです 」心が軽くなったという保坂に
「 もしかして、彼女も捨てましたか? 」と意味深な質問をする三軒家。
ちょうどいい希望物件として、夏木の部屋を紹介しようとする。

マンション前に保坂を連れ、夏木を待つ3人。
実際に合わせてみると、ふたりは恋人同士だったことが判明。
夏木は最初、保坂には家を売らないと伝えるも、保坂は嫌がる夏木の手を取り室内へ。
モノで溢れかえる部屋を見て、一緒にモノを処分しようと提案。
夏木も受け入れ、二人は部屋の中で抱き合いキスをする。

会社に帰る車の中、庭野は「 運命なんですかね 」と三軒家に問いかけるも
「 運命では家は売れない。本番はこれからだ 」と言う。本番?と尋ねる庭野に対し、
「 バカ!だからお前は家が売れないんだ 」と声を荒げた。

しかし翌日、夏木のモノを次々に処分しようとすると、夏木は思い出だからと拒否。
いい加減にしろと部屋を飛び出す保坂を追いかけた庭野がなんとかとりなそうとすると
「余計なコト言うな!」と庭野を一喝。
保坂には別の物件を紹介すると伝えた。

再び帰社する車の中。心配する庭野に対し
「 想定内です。あの2人は再びくっついて、私から家を買います 」と予言する。

翌朝、再び夏木に会いに行く三軒家。
どうしてもモノが捨てられず、保坂に捨てられたと泣く夏木に対し
「 もう捨てなくて大丈夫です。あなたはあなたのままで、保坂様と愛し合えます 」と伝える。
直後、夏木の部屋の荷物を運び出すよう庭野に指示して去って行った。

夜の街を歩く保坂に、街頭の占い師が声を掛ける。
人生を変える色を占うという。
並べられた裏返しのカードの中から保坂が選んだ1枚は青。
占い師は、青色はあなたの運命の色だと伝える。
保坂が思い出すのは、再開したときに夏木が来ていた青いワンピースだった。

トラックで狭小住宅に乗り付けた三軒家と庭野。
物件の前に座っていた宅間と白洲に、荷物を運び入れろと命令する。
その間に、保坂に電話する三軒家。今日、すぐに物件を見てほしいことを伝える。

保坂が物件に現れ、三軒家はお勧めしたい物件はこれだと伝える。
しかし、希望したものと明らかに異なるために戸惑う保坂。
1階は3畳の部屋。収納もついているので、室内に荷物を見ることなく暮らせると説明。
2階は簡素なキッチン。
そして3階に案内すると、6畳の部屋の中でモノに埋もれた青いワンピースを着た夏木と会う。
あの占い師、すごいな…と、再び運命を感じる保坂に対し三軒家は
「 価値観が違うお二人が一緒に生活するためには、部屋をきっちりと分けることが必要です 」と、
ココであれば夏木と保坂が幸せに暮らせると提案。
保坂も夏木の意思を確認して購入を決意する。

再び社内の庭野と三軒家。
庭野は、どのポイントで狭小住宅を二人に売ろうと思ったのか聞くと、
夏木の部屋で写真を見て、そのあと保坂に出会ったとき( 二人が恋人同士だったとわかったとき )だったという。
もちろん、占い師も三軒家であったことも判明。
人の気持ちまで操るなんて。あの二人がまた不幸になったらどうするんですかと言う庭野に対し
「 そんなこと、私の知ったこっちゃ~ない。私の仕事は家を売ることです 」と宣言する。

第三話終了。