第八話 屋代、元嫁に家を売る?腹黒お天気お姉さんも満足の家とは

屋代の元嫁、酒本理恵(櫻井淳子)がテーコー不動産新宿営業所に訪れたところからスタート。

接客する屋代。
理恵は屋代と離婚をしたあとに再婚し、また離婚したので
慰謝料代わりにもらった家を売り、マンションを買って新しい生活を始めたいと言う。
その時、元夫の“大ちゃん” (屋代のフルネームは屋代大)の顔を思い出したと伝える。

一方、営業所内では白洲美加が三軒家にチラシを配ってきたと猛烈仕事アピール。
しかし三軒家は「実績は?」と白州を問い詰め、
屋代とお客様にお茶を持って行きなさいと命令する。
そこで白洲は理恵が屋代の元嫁と知り、営業所内のみんなに伝える。
騒然とする一同だったが、庭野だけは微妙な顔をして無表情の三軒家を見つめる。

接客を終え、営業所内に戻ってきた屋代は
「住み替え希望だけどややこしい相手だから他の営業所に任せることにする」と話す。
しかし三軒家は、他の営業所に譲るぐらいなら自分が売りますとアピール。
すると屋代は打って変わって
「いや、あの客の家は僕が売る。僕が売ります。今の僕に、売れない家はありません」と
三軒家の決めゼリフを言うのだった。

その夜、屋代と布施はいつものBAR・ちちんぷいぷいへ。
ママのこころに、布施は屋代がどれだけモテていたかを伝える。
なのに、妙に押し倒されて好きでもないのに結婚し、そして理恵も屋代を好きだったわけではなく、
周りが結婚するのに乗り遅れたくなくて結婚したと話す。
屋代が結婚した20年前くらい昔は、女性は結婚できれば幸せって思っていたのね…というこころに、
ふたりもなんだったんだろうね…としみじみする。

シーンは変わって、浮かれている足立。
全国的に人気のお天気お姉さん・前田あかね(篠田麻里子)のアポイントが入っていると言う。
庭野も芸能人初めてと、一緒に浮足立っていた。
服装チェックも万全に出迎えた足立だか、接客スペースに着くなり灰皿を要求し、
テレビと現実のギャップが激しいあかねに動揺を隠せない。
お茶を出しに来た庭野を「一緒に担当する庭野です」と巻き込む。
さらに、実は一緒に来たマネージャーの津田順(和田正人)と結婚していると聞き、
落ち込みは加速していくばかりだった。

あかねとマネージャーが帰ったあと、課長の屋代に津田から電話がかかってきた。
足立や庭野では頼りないので、もう少ししっかりとした人に担当してほしいと伝える。
そして屋代は、我が営業所のナンバーワンですと三軒家を担当に付けた。

日は変わり、屋代は理恵の売却物件を見に来ていた。
どのくらいで売れる?との質問に、3億付けてもいいと答える。
そして、こんなに立派な家なのだからそのまま住んだらどうかとも。
しかし理恵は、新しいマンションでやりなおそうと屋代に提案。
当時の職場仲間で結婚した仲良しの女性はみんな離婚し、
いまも独身なので4人でランチや旅行に行くという。
けれど一人では寂しい、復縁したいと迫られ、屋代は動揺する。

理恵の家からの帰り道、道を颯爽と歩く三軒家に遭遇。
悩んだ屋代は、BAR・ちちんぷいぷいに三軒家を伴い訪れる。
三軒家は「課長は私に何をしてほしいのですか?元奥様は家ではなく課長を求めているのです。
家は、売ればいい。復縁は断ればいい。ビシッと!」と一喝。
そこに、庭野が現れた。
ふたりが一緒にいることに動揺し、ふたりが以前、
タクシーでキスしているところを目撃したことを告白。
屋代に三軒家のことをどう思っているのか尋ねた。

屋代は「たしかにあれは、無責任だったかもしれない。
だけど、三軒家くんは僕にとって特別な存在だ。
これまで僕は三軒家くんみたいな人に初めてあった。
男と女というのではなくて、僕の心のなかで光り輝いている」と話す。
同意を示す庭野。
BARのママ・こころは三軒家に屋代と庭野をどう思っているか尋ねる。
三軒家は屋代に対し「課長のことは好きです」と告白…したのかと思いきや、
その後に統率力がない、人に気を使いすぎなどのダメ出しをする。
庭野に対しても「庭野も好きです」と言った後、
誠実と言えば聞こえはいいが馬鹿正直で融通が利かないなど、
同じようにダメ出しをする。
「課長と庭野が私のことを女として愛していないように、
私も男として課長と庭野を見ることはありません」と伝え、店を去っていく。
「僕ら、振られたのかな…?」と屋代が呟き、さあ?とこころは返事をした

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あかねがいつものようにテレビの前にスタンバイしていると、
マネージャーの津田が近づき「午後、渋谷区あたりに夕立がある」と伝える。
しかし、あかねは突然そんなことを言わないで!と怒る。
結局、何も言わずに本番を終了し、あかねは三軒家との打ち合わせを津田に任せ、
自分はメインキャスターとのランチに行くと伝えた。

三軒家はあかねたちのマンションへ訪れる。
津田は自分がすべて家事をして、部屋にはお天気コーナーでの話題作りに王道である
季節の花を飾っていると言う。
その日、飾られていたのは桔梗。花言葉は…と少し言いよどみ、永遠の愛だと話した。
その最中、津田の携帯に電話がかかってくる。
席を外す津田だったが、三軒家はこっそりと話を聞いていた。

あかねの望む物件はテレビ局から徒歩10分圏内の4LDK。
カーテンが閉め切られた部屋について三軒家が訪ねると、
最近はのぞき見する人が多いので閉め切っているが、
以前はいつも窓を開けて、空気の湿り気や風を感じるようにしていたと話す。
マネージャーの津田も以前は気象予報士として、地方のテレビ局に出演。
実はその時アシスタントをしていのがあかねで、
二人で空を見上げながらいろいろ話をしていたのだと言う。
でも、今は夫としても男としても必要されていないとこぼす。
すると突然「それで、好きな人ができてしまったのですか?
もう少し上手に隠した方が良いと思います」と話す三軒家。
そんなことないと津田は顔を曇らせながらも否定する。

その日の夕方、津田の予想通りひどいゲリラ豪雨が降る。
濡れて帰ってきた三軒家に対し、足立はあかねのギャップに動揺し、
きちんと対応できなかったことを謝罪。手伝いを申し出る。
すると、庭野と白洲も名乗りを挙げるが、白洲美加はいらないと言われ、
白洲はまたポスティングに行かされた。
足立と庭野には、女がいるはずなので、津田の行動を探れと命令する。

足立と庭野は津田の尾行を開始。
足立は花屋で津田が花を買う様子を見てピンとくる。
その後、津田が夜の8時にカフェで待ち合わせの約束をしているのを聞き、三軒家に伝える。
そしてその時間、津田の前に訪れたのは三軒家。後方では足立と庭野も待機していた。
津田に、夫婦仲が壊れて家を売れなくなったら困ります。
本気で花屋さんと一緒になるなら、邪魔はしない。その時はまた、私が家を探しますと伝える。
反省した津田は、一番大事なのはあかねだと断言。
その言葉を聞いて三軒家は、ふたりのために家を探しますと答えた。
三軒家が伝票に手を伸ばすと、津田も自分が払うとその手に触れる。
その瞬間、窓越しにフラッシュが光る。
実は津田を付けていたのは足立と庭野だけではなく、
週刊誌のカメラマンも張り込みをしていたのだ。
津田とあかねが結婚していることはもちろん、
津田の不倫相手として三軒家も週刊誌に掲載されてしまうことに。

三軒家の目は黒いラインで隠されていたが、テイコー不動産の会社名が出てしまう。
足立や庭野が無実を証明すると言い、屋代も信じないとはいうものの
本社の専務から屋代あてに週刊誌の件に関して電話が掛かってきた。

一方あかねは、テレビの前に立つも声が震え、きちんと原稿が読めない。
番組の責任者に、夫の浮気よりも既婚者だったことがイメージダウンだと
ひどく怒られてしまう。

その日、テレビ局の駐車場に停めた車の中であかねを待つ津田。
あかねは一度、車内に乗り込むも口論になり、車を飛び出そうとする。
ドアを開けると、目の前には三軒家が立っていた。
仕事もなくなり、家なんて買えないというあかねに、
三軒家は「これからおふたりにとって、最高の物件をご案内します。
いま見ないと後悔しますよ」と強引に津田の車に乗り込む。

テレビ局の駐車場の入り口にはたくさんのマスコミが集まっていると、
出るのを躊躇するあかねに対し、「堂々と出ればいいのです!」と伝える三軒家。
実はマスコミの中に足立と庭野を紛れ込ませ、
ふたりがマスコミを嘘でひきつけている間に津田の車を出発させる作戦だった。

あかねと津田を案内したその家には、天井に大きな窓があった。
「こんな風に空を見つめるのはいつ以来ですか?」と話し、
津田がいないとあかねは生きられないと話す。
あかねも、津田がいないと嫌だと伝え、家の購入を決めた。

三軒家は営業所に戻り、屋代にあかねたちに家が売れたことを報告。
その報告の中、「ひとつ屋根の下で一緒に年を重ねていくなら、それは家族です」との言葉に
ひらめいた屋代は、翌日、理恵をマンションではなく5LDKの家に連れていく。

新しいマンションで屋代とやり直したいと言う理恵に対し、
やり直す気はないときっぱりと断る屋代。
ひとりぼっちは嫌だと言う理恵に、ひとりぼっちにはしないと答える屋代。
実はその家に、理恵の独身仲間を連れてきていたのだ。
この家を買い、みんなでルームシェアすればいいと提案。
理恵もまぁいいわと笑顔で家の購入を決めた。

その後、あかねはなんサラシ巻きの特攻服に木刀を携え、
あかねお姐さんのお天道様に聞いてみな!というタイトルのお天気番組に出演。
ギャラを素に近い方へチェンジ。足立たちには好評だ。
家でもペアルックのパジャマを着て仲良く暮らしていた。
理恵は女4人のルームシェア生活を満喫している様子。

(ナレーション)
医者が患者の人生を預かるように、
三軒家万智は家を売ることで多くの人の人生をプロデュースしている…。

第8話終了。